コンコン、とドアを叩く音がする。 その、右手の手甲と木製のドアが奏でる音を。 布団の中に包まって、否定するように耳をふさいで もう少し眠らせてとねだる子供のように。 暖かいベッドへと堕ちて行く金色を、覆い隠す黒と銀の影に気づいていたとしても。 凌辱 カカシは毎日、ナルトの家へと遣ってくる。 任務中のあのヘラヘラとした顔を捨てて、口布を剥いで額宛を落として。 端正なその素顔を惜しげも無く晒し、突然己の家へとやって来たカカシに、最初は見惚れる事しかできなかった。